◆『親鸞聖人750回大遠忌法要』前日◆

浄土真宗本願寺派・龍谷山本願寺(西本願寺)では 「親鸞聖人750回大遠忌法要」 をいよいよ明日にひかえたこの日、「東日本大震災追悼法要」、 引続き「親鸞聖人750回大遠忌法要開始式並びに献茶式」が修行、開催されました。

これに先立ち亀屋陸奥は大遠忌法要御供物を納めに本山に参りました。(2011/4/8記)


御影堂門脇の掲示板の数字が"1"を示しています。

御影堂の前には多くの参拝者を収容できるように「掛出」が設置されています。

例年の御正忌報恩講の御供物が10具(左右1対)に対し、 今回の大遠忌法要の御供物は大変種類が多く、倍以上の28具となりました。

なお、今から100年前(明治44年)、650回大遠忌を記録した「遠忌大観」(発行:中外日報社)によると、 「法要中の御供物は総じて二十四具にして、法要中一回又は二回御供替あり、・・・」 とある。
「おふみ」の中身も盛り沢山。例年の と比較して見てください。(「おふみ」はお供物に用いる材料をご本山に確認頂くためのもの)




御影堂の後堂では朝早くから御供物を「供笥」に乗せ、 お供えの準備が進められました。

須彌壇とその両脇に28具(計56基)の御供物がお供えされました。

1912年に立てられた本願寺伝道院(左)の修復工事が先ごろ完了しました。 また西本願寺前の龍谷ミュージアム(右)では開館記念の 「釈尊と親鸞」展 が既に開催されています。

このように周辺の施設が整備され、また元植柳小学校の校庭にはイベント会場と売店が集まる 「ご縁まちマルシェ」が完成し、門前町は法要にお越しの皆様をお迎えする準備を整えました。